インフォメーション

2014.08.29お知らせ

独大手包装機械メーカーが図研のE3.seriesを選定

extrusion_optimex_freigestellt_02.jpgフレキシブル包装機械のグローバルブランドである独ウィンドミュラー&ヘルシャー社(Windmöller & Hölscher KG、以下W&H)が図研の制御設計用CAD E3.seriesを採用したことを発表します。E3.seriesは、メカ、電気制御、ソフトウエア・エンジニアリングから構成される同社の統合メカトロニクス製品開発ソリューションを実現するための一端として導入されます。

W&Hは、フレキシブル包装の印刷機械と加工機械を開発から製造・保守まで行っており、世界市場に対する同社の先進的な事業展開と技術革新性が注目されています。開発効率をより高め、同社の技術的リーダーシップを充実させるために、既存の製品開発環境へ投資することを決定しました。

W&H社の上席役員であるセオドア・デテルマンは以下のように述べています。
「先端的な製品をもって世界市場に対し事業を継続するには、メカ、電気、ソフトウエアのエンジニアリング・プロセスをより高いレベルに持っていく必要があると理解しています。個別に開発しているプロセスを、全体を見渡したメカトロニクスのエンジニアリング環境と統合することにより、顧客に対してリードタイムと共通経費を削減できる経済的でかつカスタマイズしたソリューションを提供できるようになります。」

同社が図研のE3.seriesを選定した理由は、E3.seriesが既存のPLMやERPシステムと統合された最新のオブジェクト指向アーキテクチャであるため、メカと電気のエンジニアリング領域の間でダイレクトに設計変更を受け渡せるからです。これらの情報はW&HのPLM環境に統合されるとともに、E3.series のデータとプロセスを管理するE3.EDMにより、変更情報と設定情報の管理機能がサポートされます。

メカと電気のエンジニアリング領域をまたがって交換される最適化された情報に加えて、W&HはE3.seriesを使用することにより制御エンジニアリング領域で大幅な生産性の向上を見込んでいます。 それ以外にも、2Dと3D両方のフォーマット、ダイナミックに連携したプロジェクト・ファイル、マルチユーザー機能とリアルタイム・デザイン・ルール・チェックをサポートしている点を重視しています。

今回の選定について図研ヨーロッパ、ゼネラルマネージャーであるゲルハルト・リプスキは以下のように述べています。
「我々は、メカトロニクス製品開発分野で業界を牽引するW&Hのようなグローバルリーダ企業を喜んで支援していきたい。我々のグローバルな経験と最新テクノロジーで、実りの多いパートナシップを築いていくことを楽しみにしています。」

本ソリューションは、確実に達成できるように図研で認定されたプロジェクト管理手法に沿っていくつかのフェーズに分けて導入されます。

なお、W&HにおけるE3.series導入事例の詳細については、10月16日および17日に横浜ベイホテル東急で開催される「Zuken Innovation World 2014」で発表されます。

※写真は、W&Hの高出力3層インフレーション・フィルム機 OPTIMEX


【本件に関するお問合せ先】

 株式会社図研 コーポレートマーケティング室
 TEL:045-942-1511(代)
 フォームによるお問い合わせはこちらからお願いいたします。

 お問い合わせ